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電着砥石とは

台金の上に砥粒が接触した状態でメッキを続け砥粒を固定する方法で製造した超砥粒研削砥石です。

※ 超砥粒とはダイヤモンド・CBN砥粒をいいます。

メッキの種類

電解法(EP法)

電解液中の金属は水に溶けて金属イオン(プラスイオン)となっています。プラスの電気を持つためにマイナスの電極に着いて金属を析出します。この方法を電解法といいます。

一般の電着砥石(EP)はこの方法で製作されます。

化学メッキ法(CP法)

電解法のように電気の力で強制的に析出されるのではなく、化学的な力でワーク表面に金属を析出させる方法です。
つき周りは良好で精度の高いメッキが可能です。

ただし作業温度が90℃と高いことと、メッキ液が高価な点が短所です。

メッキ中表面から水素を発生し泡がでるため砥粒付けには使えません。

無電解電着(CP)の砥粒の埋込に使用されます。

電着砥石製造の工程
  • 台金製作
    旋盤・フライス盤等の工作機械で台金を製作します。
    材質は一般鋼材・工具鋼・アルミ・超硬・真鍮が可能ですが、材種によっては電着できない場合があります。
  • 洗浄
    油汚れ等を洗浄します。
  • マスキング
    砥粒を付ける部分のみを露出させ他の部分を絶縁します。
  • 前処理
    脱脂・酸洗いで汚れを取り、酸化皮膜を除去します。
  • 砥粒付
    めっき液の中で砥粒と共に電解法でメッキし、砥粒を固定します。
  • 埋込み
    更にメッキを厚くし砥粒を所定の部分まで埋め込みます。
  • 埋込み検査
    顕微鏡で所定の埋込み率まで埋めこまれていること、砥粒の密度が適正であることを確認します。
  • マスキング剥離、仕上げ加工
    マスキングを剥がし、汚れを除去し防錆処理を行います。
  • 最終検査
    寸法、砥粒密度、汚れ、傷のないことを確認します。
  • 梱包・出荷
再電着について 使用済みの電着砥石のメッキを剥離し電着しなおすことが出来ます。
台金を再利用できるので経済的です。
ただし台金がアルミ、超硬の場合はニッケルを剥離する薬品により表面が荒れるのでお勧めできません。
細い軸付き砥石も台金代が安い場合再電着は向きません。
再電着を前提にするならステンレスで台金を作ることをお勧めします。